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毎年辛い花粉症が少しでも楽になる?!花粉症におすすめの食材4つ。

花粉症は花粉を吸いこむことによって起こるアレルギー反応で、くしゃみ、鼻水、目のかゆみのほか、頭痛や倦怠感などを引き起こします。
また、花粉症というと春のイメージがありますが、イネやヨモギ、ブタクサなどで花粉症を越すこともあるため、夏や秋の花粉症も存在します。
今回は、春だけではない花粉症の症状を楽にするといわれている食材と避けた方が良い食材をご紹介します。

花粉症におすすめの食材

花粉症は免疫の過剰反応で起こるため、免疫機能を整えることで症状を軽減できるといわれています。生活習慣を改善するほか、免疫力を高める・免疫機能を調節する効果があるといわれる食材を積極的に食べるのもよいといわれています。

 

【ヨーグルト】
ヨーグルトは腸内環境を整える乳酸菌を豊富に含むことから花粉症対策に良いといわれている食品です。
しかし、乳酸菌には様々な種類があり、免疫系にどの程度効果があるかわかっていない乳酸菌も数多く存在しますので、ヨーグルトであれば何でも効果があるとはいえません。
効果を期待するのであれば、整腸効果があると科学的に認められた「機能性表示食品」の乳酸菌を含んだヨーグルトを選ぶとよいでしょう。

 

【青魚】
サバやイワシ、アジなどの青魚に多く含まれるDHAやEPAはアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑えるといわれています。
また、青魚は免疫機能を調整するビタミンDや皮膚粘膜を健康に保つ働きがあるビタミンAも含んでいるため花粉症対策に良いとされています。

【レンコン】
食物繊維は善玉菌の餌になって腸内環境を整える効果があります。そのため、レンコンをはじめ、ゴボウやキノコ、キャベツなど食物繊維が豊富な食材は花粉症対策に良いといわれています。
なかでもレンコンはポリフェノールの一種であるタンニンを含んでおり、アレルギー反応の原因となるIgE抗体を抑える効果があるといわれています。

 

【梅干し】
近年、梅に含まれるポリフェノールの一種「バニリン」に花粉症を軽減する効果があるという研究が発表されました。「バニリン」はバニラやクローブの精油にも含まれている成分で、脂肪細胞の肥大や増加を防ぐ効果があるともいわれています。
また、梅干しにはエネルギーの生成や疲労回復効果があるといわれるクエン酸も多く含んでおり、ストレスや疲れによる免疫力低下を防ぐ効果も期待できます。

避けた方がよい食材

野菜や果物の中にはスギやヒノキ、イネなどの花粉と似た構造を持つ酵素を含んでいるものがあり、花粉症の人が食べると「口の中がイガイガする」「唇が腫れる」といった症状が現れることがあります。普段から食べるのを避けた方がよいですが、花粉症の季節に食べると花粉をたくさん吸いこんだのと似たような状態となり症状を悪化させる可能性があるので特に避けた方がよいでしょう。

 

花粉症の原因植物 避けた方がよい野菜・果物
シラカバ・ハンノキ リンゴ、洋ナシ、サクランボ、桃、スモモ、あんず、アーモンド、セロリ、ニンジン、マンゴー、キウイ
スギ・ヒノキ トマト
イネ メロン、スイカ、トマト、キウイ
ヨモギ セロリ、ニンジン、マンゴー
ブタクサ メロン、スイカ、バナナ

まとめ

花粉症の症状は睡眠不足や肉体疲労、ストレスなどによって悪化します。食事だけではなく普段の生活習慣も見直し、健康的な生活を送ることも重要です。
また、マスクやメガネなどを使う、花粉が付きやすい衣服の着用を避けるなどの工夫も合わせて行うとよいでしょう。