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社食と宅配弁当の違いを徹底比較。

近年、福利厚生としての昼食補助に注目が集まり、独自運営の社員食堂や宅配弁当といった従来の形式のほか、出張食堂や置き型社食など様々なスタイルが登場しました。
なかでも、設備投資などが不要ですぐにでも始められる出張食堂を使った社員食堂が人気を集めており、利用料が宅配弁当とそれほど変わらないことからどちらが良いか悩むケースも多いようです。
そこで今回は、社食と宅配弁当の違いをご紹介します。

 

「社食」

 

「宅配弁当」

 

 

 

調理から提供までの時間

社食は、社内キッチンで調理した場合も出張食堂の場合も提供する直前に調理を行います。出来てから時間が経っていないため、熱い料理は熱いまま、冷たい料理は冷たいまま食べることができ、冬や夏でも美味しく食事を楽しむことができます。
宅配弁当は昼食の時間帯より前にお弁当を配達し、保温容器などに入れておく形式です。調理から食べるまでの時間が長いため料理が冷めたりぬるくなったりしてしまいます。

食べられる時間帯や場所

社食で食事ができるのは食堂が営業している時間帯のみです。器に盛って提供されるため持ち運びが難しく、食事できる場所も限定されてしまいます。
宅配弁当はお弁当の空き容器を回収しに来る時間まで食べられます。使い捨て容器を利用している業者であれば「いつまで」という制限がないためいつでも食べることができます。
また、持ち運びがしやすいため自分の座席で食べるなど好きな場所で食べられるのも特徴です。

業者の探しやすさ

出張食堂サービスを提供している業者の数は増加傾向にあるもののその数はまだ少なく、地域によっては業者が見つからないこともあります。
一方、お弁当の宅配サービスは古くから存在しているため、サービスを提供している業者も多いため業者を探したり選んだりしやすいでしょう。

栄養バランスやカロリー

宅配弁当は作ってから食べるまで一定の時間があるため、傷みにくい食材や時間がたっても味や食味が変化しにくい料理しか入れることができません。そのため、野菜が不足したり揚げ物や濃い味付けの料理に偏ったりしやすく、栄養バランスが悪くカロリーや塩分が過剰になりやすい傾向があります。
社食は作ってから提供までの時間が短いため、サラダなどの生野菜も提供でき、調理法や味付けの制限もないので自由にメニューを展開することができます。栄養バランスやカロリーなどに配慮した食事がとれるため、より健康的といえるでしょう。

内容や量を選べるか

宅配弁当はお弁当の種類を選べることはあっても内容を細かく指定したり、量を調節したりすることは出来ません。
社食は提供形式などにもよりますが、食べたいものを自分で選べたり量を調節できたりすることも多く、食の好みやニーズに幅広く対応することができます。

まとめ

社食と宅配弁当を比較すると、料理のおいしさや質、内容の自由度が高いのは社食、食べる時間や場所の自由度が高いのは宅配弁当といえます。
そのため、従業員の多くが同じ時間帯に食事をとる企業なら社食、食事をとる時間帯にばらつきがある企業なら宅配弁当というように、企業のスタイルに合ったサービスを選ぶと従業員が利用しやすい福利厚生として機能させることができます。