オフィスコンビニ(設置型サービス)とは何ですか?
2022年10月01日
近年、食事補助の形態としてオフィスコンビニの人気が高まりつつあります。
オフィスコンビニは、オフィス内に置かれたお菓子や軽食、ドリンクなどの商品を自由に購入できるサービスで「設置型サービス」とも呼ばれています。
オフィスコンビニの特徴
オフィスコンビニの特徴は、コンビニという名前の通りコンビニエンスストアのように時間を気にせず様々な商品を購入できることです。
自動販売機や冷蔵庫、専用の商品ケースなどを設置し、各自で購入するセルフ方式となっているため、一般的な売店のようにスタッフが常駐する必要もありません。
商品はオフィスコンビニ事業者が定期的に行います。業者によって取り扱っている商品に違いがあり、大手コンビニのようにお菓子やパンなど幅広く取り扱っている業者から、手作りのお惣菜やお弁当、サラダなどに特化した業者もあります。
オフィスコンビニのメリット
オフィスコンビニのメリットは設置するだけであとは「お任せ」で良いという手軽さと、時間に関係なく利用できることです。
一般的な社員食堂や出張食堂などの場合、特定の時間帯にしか利用できないため、早朝勤務や夜勤などがある職場では福利厚生を利用できない従業員がでてしまいますが、オフィスコンビニであれば時間に関係なく利用できるので多くの従業員が利用することができます。交代制勤務がある職場にも適しています。
また、好きなものを選んで自由に購入できるため、食の好みや食べる量、気分などに合わせやすいことや、文具や雑貨など食品以外のものも扱えることもメリットです。食事や買い物のために外出する必要がなくなり、休憩時間を有効に使うことができます。
サービスによってはスマホ決済や社員証決済などが可能で、手元に現金がない時でも購入できるなど利便性が高いことも魅力です。
災害備蓄にもなるので、豪雨や地震などで帰宅困難になった時でも安心です。
オフィスコンビニのデメリット
オフィスコンビニのデメリットは、専用の設置スペースが必要になることと、電気代がかかることです。設置スペースの広さは商品の種類や品数などによって変わりますが、利便性を向上しようとするほど必要なスペースが大きくなる傾向があります。
また、お菓子や飲み物などを手軽に購入できるようになったことで間食が増えて栄養バランスが偏ったり、いつでも利用できるという気軽さから頻繁に利用する人が出て作業効率が下がったりすることがあるなど、利用方法次第では健康面などに悪影響が出ることもあります。
ゴミが増えるというのも見逃せないデメリットです。
まとめ
いつでも利用できて欲しいものを自由に選べるオフィスコンビニですが、利用の仕方によっては健康面に悪影響を及ぼしたり社内風紀のゆるみに繋がることもあります。
導入の際は利用ルールを明確に決め、健康面に配慮した商品を多く配置することでデメリットを減らすことができます。