column

コラム

一覧に戻る

コロナやインフルエンザに打ち勝つ!免疫力を高める食材とは?

急激に気温が下がり気候も不安定になりがちな秋は体調を崩しやすく風邪をひきやすいシーズンです。インフルエンザをはじめとした感染症に対する不安も感じ始めることから、本格的な冬を前に免疫力を高めておきたいと考える肩も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、免疫力を高める食材や生活習慣、食事法などを紹介します。

 

免疫力を高める食材

医食同源の考えを持つ漢方では、自然の気候を、風・湿・暑・燥・寒・火の6つの気に分けており、季節によって特定の気が強くなることで体の不調を招くとしています。秋は「燥」の気が強くなって肺が弱りやすく、喉や肌の乾燥を感じたり、体内の水分が不足しやすい時期といわれています。そのため漢方では、秋は体に潤いを与える食べ物を取ることが良いとされており、特に季節の物を食べるのが良いといわれています。
また、現代の医学では、人間の免疫細胞の70%は腸に存在するということが分かっており、免疫力を高めるには腸内環境を整えることが重要であるといわれるようになりました。
秋の気候に合わせた食材と免疫細胞を活性化する食材の両方を取り入れたバランスの良い食事を取って免疫力を高めましょう。

 

【秋によい食材】
梨、柿、りんご、ぶどう、蜂蜜、ゆり根、蓮根、大根、山芋、じゃがいも、豆腐など

 

【免疫を活性化する食材】
ショウガ、納豆、ヨーグルト、ニンニク、青魚など

 

生活習慣も大切

いくら体に良いものを食べていても、睡眠時間が短いと疲労がたまって免疫力は低下してしまいます。
また、睡眠不足はメンタルの不調にも繋がると近年の研究でも言われていますが、メンタルの不調は免疫力を低下させる原因にもなります。秋はメンタルの不調も抱えやすい時期ですので、睡眠をしっかりとるよう意識しましょう。
理想的な睡眠時間は7時間以上といわれています。7時間も睡眠時間が取れないという場合も、出来るだけ長めに寝るようにするといいでしょう。

運動不足は血液の循環が悪くなるだけではなく、筋量が低下して体温調節機能が衰える原因にもなります。体の冷えは免疫力低下にもつながりますので、適度に運動するとよいでしょう。
運動は有酸素運動を20分以上続けるとよいといわれていますが、時間や体力の関係で難しいという場合は、出来るだけたくさん歩く、ストレッチや体操をするなど、軽い運動を取り入れるだけでも免疫力低下を防ぐことができます。

このほか、湯船につかる、午前中の日光を浴びる、温かい飲み物を飲むなども免疫力アップによいといわれています。

 

まとめ

免疫を活性化する食材や体に必要な栄養素を補える食材をとることで免疫力アップや免疫力低下防止に繋げることができますが、睡眠や運動が不足していると食事でとった栄養を十分に生かすことができません。
体に良いとされる食材を取り入れたバランスのよい食事をとることは大切ですが、適度な運動と睡眠も同じくらい重要ですので、生活習慣全体を見直し、免疫力アップを目指してください。