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男性の多い職場で喜ばれる社員食堂メニューとは?

一般的に男性と女性では好む食べ物の傾向に違いがあり、食事において何を重視するかにも違いがあるといわれています。そのため、魅力ある社員食堂を作るには、職場の男女比や年齢層に合わせたメニューを取り入れることが重要なポイントとなります。
今回は、男性が多い職場で喜ばれる社員食堂のメニュー選びのポイントを紹介します。

定番は「がっつり系」

一般的に男性は女性よりも食事量が多く、筋肉量も多いため多くのカロリーを必要とします。体を多く動かす仕事の人であればより多くのエネルギーを必要とするだけではなく、空腹で集中力散漫になると危険が伴うこともあります。
このような点から、男性が多い職場ではボリュームがたっぷりで食べ応えのある「がっつり系」のメニューが好まれる傾向があります。とんかつや唐揚げ、ハンバーグといった肉類、カレーや丼といったご飯ものは男性が好むメニューの定番です。
また、サバの味噌煮や豚の生姜焼きなど、濃いめの味付けでご飯をたっぷり食べられるメニューも人気があります。

手軽に食べられる

男性は女性に比べると「食べること自体が楽しみたい」という人より、「食事はあくまで空腹を満たすためのもの」「必要なエネルギー補給のためのもの」というように考える人が多く、短時間に手軽に食べられるものを好む傾向があります。
手早くしっかりと食べられるうどんやラーメンなどの麺類や、ハンバーガーや丼といった主食とおかずが一緒に食べられるメニューは男性が好むメニューといえるでしょう。
反対に、骨が多くて食べにくい魚や、皮をむいたり種を取ったりするのが面倒な果物類は「面倒」と感じる人が多く、食事時間が限られる昼食では好まれない傾向があります。魚や果物を取り入れるときは、食べやすい種類を選んだり、食べやすい状態にして提供するとよいでしょう。

健康面への配慮

男性は食事量が多く食事内容が偏りやすいほか、女性に比べると健康に対する関心が薄い、飲酒の習慣がある人が多いなどの理由から、生活習慣病のリスクが高い傾向があります。
特に、基礎代謝が低下し始める30代からメタボリックシンドロームになる人が増え、高血圧、糖尿病、高脂血症、痛風などの病気にかかる人も増えてきます。
一方、健康診断で食習慣改善を言い渡されてもどのように改善すればよいかわからない、何を食べればよいかわからないという人は多く、改善の意志はあるものの有効な手段を取れないという人は少なくありません。
昼食補助で提供されるメニューが糖質や脂質、塩分などに配慮された食事であれば、一日のうち一食だけでも健康な食事を取ることができます。自分でメニューを考える手間も減って喜ばれるでしょう。

まとめ

男性が多い職場では、男性が好むことが多いがっつり系メニューや手軽に食べられるメニューが好まれます。しかし、栄養が偏ったりカロリー過多になりやすかったりするため、栄養バランスには注意する必要があるでしょう。
また、男性の中にもがっつり系メニューや肉類を好まない人、小食な人、薄味好きな人もいます。多様な食の好みに合わせられるよう、バラエティに富んだメニューを用意しているとより満足感が高くなるでしょう。